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『黄金州の殺人鬼 凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』連続殺人鬼を追い続けた女性作家の記録 - HONZ
1976年6月から86年5月まで、カリフォルニア州の各地で50人以上をレイプし、少なくとも13人を殺害、100件... 1976年6月から86年5月まで、カリフォルニア州の各地で50人以上をレイプし、少なくとも13人を殺害、100件以上の強盗を行ったシリアルキラーがいた。犯行現場があまりに広範であったため、その地区ごとに「EAR(イーストエリアの強姦魔)」「バイセリア・ランサッカー」「オリジナル・ナイトストーカー」などの別称で呼ばれ恐れられた。 2001年、現場に残された体液のDNA検査によって「EAR」と「オリジナル・ナイトストーカー」は同一人物だと確定。だがその後、犯人の行方は杳として知れなかった。 著者のミシェル・マクナマラは未解決のこの事件に興味を持ち、10年以上取材を続け執筆を開始した。各地の捜査員と懇意になり、現場を訪れ、犯人が奪った金品の行方を追った。「黄金州の殺人鬼(ゴールデン・ステートキラー)」と名付けたのも彼女だ。まさに執念の一冊である。 犯人は周到でかつ大胆だった。長い時間をかけて獲物
2019/10/03 リンク