『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』 - HONZ

『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』 一見、ライトノベルを思わせるタイトルだが、本書は紛れもない実話である。ただし著者の半生は、まるでラノベの主人公のようにユニークだ。 著者は1992年千葉県生まれ。昔からどこまでも内向的で、考えすぎる人間だったという。そんな性格もあってか、大学受験や恋愛、就活の失敗などで心を壊し、大学を卒業した2015年からは、千葉の実家で引きこもり生活に突入。週一でバイトは続けていたが、それもコロナでなくなってしまい、さらに追い討ちをかけるように2021年からはクローン病という自己免疫系疾患の難病も患う。 驚くのはここからである。著者は引きこもりのかたわら、ルーマニア語を身につけ、2019年から小説や詩を書き始めた。その作品は現地の文芸誌に掲載されただけでなく、《Istoria literaturi

[su_rusumi]

いい自分探しの旅だった。友人は必要だがライバルは少ない、絶妙な旅路。

[kazgeo]

語学習得の「ルーマニア・メタバース」だけでなく、史学や文学、法学など同好の士の集まりをたどっていける者が、突き抜けられるということなのだろうな。

[kikuchi1201]

読みたくなってきた

[kno]

“ラテン語の枠組みを最も今に受け継ぐ言語だとする説もあるらしい”

[ueshin]

海外の国は自文化に興味をもってくれる人を必要とするのかもね。卑近な例でもうしわけないが、日本スゴイをいっているくれるような外国人。自国愛を高めてくれる人。とくに日本文化の株が高ければ需要があるのだろう

[kukky]

表紙イラストは横山裕一

[bbrinri]

“著者は川端康成の『雪国』を読んで、「私がしゃべりたい言葉はこれだ」と思ったという。” カッケェ

[fidajapanissa]

マイナー言語勉強してるというと「それ何の役に立つの？」って聞いて来る人には一生わからないだろうねえ。