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村上龍 「限りなく透明に近いブルー」 ――― 第75回(昭和51年)芥川賞受賞作品 (後編)
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村上龍 「限りなく透明に近いブルー」 ――― 第75回(昭和51年)芥川賞受賞作品 (後編)
さて、ひとまず私はこの話を読み終わった。 この話を読み終わった方は、どのような感想を抱いたことだろ... さて、ひとまず私はこの話を読み終わった。 この話を読み終わった方は、どのような感想を抱いたことだろう?「訳が分かんない」そう思った方も少なからずいるはずだろう。 それもそのはずで、この話は肝心なことを殆ど教えてくれない。即ち、事実の叙述が全くと言っていいほどなされていない。リュウが見聞きし感じ考えたこと、そして登場人物たちとの会話のみで作品が構成されている。リュウがどういういきさつで福生に住むようになったか、リュウとリリーとはどういう関係なのか、レイ子やモコやヨシヤマやカズオといった連中はいったいどういう人物なのか、さっぱり教えてくれない。そして、描写の大半も感覚的であり、しかもドラッグによる幻覚も作用しているため、描いている内容が具体性を伴わない。 そのため読み手は、表面上描かれていない重要なことを、なんとなく推測しながら読んでいくしかないのである。 物語のラスト近くになって、「グリーン