糸魚川名物 350年の伝統 本家京屋の「御ゆべし」 : 京屋【いといがわ逸品市場】

新潟県糸魚川市には古くから愛され続けている銘菓があります。その名も、本家京屋の「御ゆべし」。日本ではゆべし自体が歴史ある餅菓子ですが、この京屋の御ゆべしは、なんと350年前から存在し、今なお大切に受け継がれている銘菓です。江戸時代、加賀の前田侯が参勤交代の折にお土産として徳川将軍に献上したところ、とても気に入ってもらえたのでそれを喜んだ前田侯は、帰り道に京屋に寄って御の字を授けたという由緒ある餅菓子です。名誉のしるしである「御」の付くゆべしは、糸魚川でしか味わえないとても貴重な逸品です。 柚子香る「御ゆべし」 ～一子相伝～ 大阪冬の陣を逃れ、糸魚川に着いた先祖（元京都御所の料理人）が糸魚川の柚子を見て、京の茶席の柚子味噌に想いをはせてつくったと伝えられています。笹ではなく竹の皮で包まれている「御ゆべし」。開けた途端に柚子とお味噌の香りが漂います。シンプルな味付けだからこそ、素材の一つ一つを