わが西遊記 - Wikipedia

『わが西遊記』（わがさいゆうき）は、中島敦の未完とされている小説の連作[1]。「悟浄出世」と「悟浄歎異―沙門悟浄の手記―」の短編2編が書かれ、各々の末に「―「わが西遊記」の中―」と書かれていることから、『わが西遊記』と総称されている。 『西遊記』を題材に、沙悟浄を主役とし、中島敦は「僕のファウストにする」という意気込みで書き[2]、「ファウストやツァラトゥストラなど、余り立派すぎる見本が目の前にあるので、却って巧く行きません」とも伝えている[2]。 1941年（昭和16年）5月8日の田中西二郎宛の葉書と、同年6月深田久弥宛の書き置き（名刺の裏表）に、「西遊記（孫悟空や八戒の出てくる）を始めています」とある[2]。 「悟浄出世」と「悟浄歎異」は共に、1942年11月、今日の問題社発行の『南島譚』にて初出である[2]。

[daybeforeyesterday]

わぁいわが西遊記、あかりわが西遊記大好き

[orzie]

中島敦の未完の作品。「悟浄出世」「悟浄歎異」の二作の末尾が「―「わが西遊記」の中―」と結ばれていることからの呼称。『西遊記』を題材に沙悟浄を主役とし「僕のファウストにする」構想であったという。