スピネル - Wikipedia

スピネル（英: spinel[4]）は、鉱物（酸化鉱物）の一種。尖晶石（せんしょうせき）ともいう。化学組成は MgAl2O4、結晶系は等軸晶系。スピネルグループの鉱物。語源はラテン語で「棘」を意味するspinaである。 産出地[編集] 産地としては、ミャンマー、スリランカ、ナイジェリアが原産地である。 石灰岩、片麻岩、蛇紋岩、かんらん岩中に存在する。 性質・特徴[編集] 無色または半透明で、赤色系（赤〜ピンク、蛍光ピンク）、青色系（紺〜水色）、紫色系（濃紫〜ラベンダー）緑色、オレンジ色、褐色、黒色などがある。八面体の結晶として産出する。 黄色は天然での産出がない。 赤およびピンクは、少量のクロムが原因で発色する。 クロム含有量が高ければ高いほど、赤の色相が強くなる。オレンジおよびパープルは、鉄とクロムの混合物が原因となる。紫から青のスピネルは、微量の鉄を含むことで発色し、コバルトスピネルと

[maturi]

長い間、ルビーとレッドスピネルは混同されていた。実際は稀少な石なのであるが、歴史的経緯から、「ルビーと紛らわしい石」と云ったレッテルを貼られ、人気や知名度も常にルビーの後ろに位置するので、それほど高価