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ニセクロハツ - Wikipedia
子実体は柄が短く傘の中央部がへこんだ典型的なベニタケ型で全体的に褐色である。大型の種で傘の直径は5... 子実体は柄が短く傘の中央部がへこんだ典型的なベニタケ型で全体的に褐色である。大型の種で傘の直径は5cm-10cm程度[1]。クロハツ(黒初)という名前だが傘の色は黒色というよりは褐色に近く、色味は全体に均一で環状の紋様(zonation)は無い。傘はざらついた質感でビロード状(velvety)[1]と言われることもある。ひだは柄に対して離生し間隔は疎。色はやや黄色味を帯びた白色でクリーム色と言われることも多い。柄は傘と同色だがやや淡い。肉は白色だが弱い変色性があり、傷つけると乳液は出さない。肉はゆっくりと赤変するが、数十分放置しても明確な黒変はしない[1](僅かに黒ずむ程度)。変色の程度は水分含有量、子実体の老若などの個体差、環境差がある。老菌になったときにも弱い変色性があり、全体的にやや濃色にはなるが、ひだはクリーム色を保つといわれる。 子実体は常緑ブナ科林(いわゆるシイ、カシ)林の林床