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国鉄C63形蒸気機関車 - Wikipedia
国鉄C63形蒸気機関車(こくてつC63がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が計画・設計した... 国鉄C63形蒸気機関車(こくてつC63がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が計画・設計したテンダー式蒸気機関車の一形式である。国鉄最後の制式蒸気機関車として計画されながら、1956年(昭和31年)に設計図が完成したのみで、実際には製造が行われなかった。このため未成車両となり、幻の(蒸気)機関車とも呼ばれている。 中村精密のC63形蒸気機関車のho模型 C63形が計画されたのは1955年(昭和30年)頃のことであった。当時は財政難などで電化も遅々として進まず、また気動車やディーゼル機関車の技術も未成熟であり、無煙化を着実に進めていける状況にはなかった。その一方で現有機関車には老朽化が進んでいるものもあり、輸送需要増加と合わせて機関車不足を招くことになるため、「手戻り」ではあるものの蒸気機関車の新製はやむを得ないとの判断が下された。 地方ローカル線での客貨両用目的での使用を前提とし