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楚辞 - Wikipedia
『楚辞』(そじ)は、中国戦国時代の楚地方に謡われた辞と呼ばれる形式の韻文、およびそれらを集めた詩... 『楚辞』(そじ)は、中国戦国時代の楚地方に謡われた辞と呼ばれる形式の韻文、およびそれらを集めた詩集の名前である。全17巻。その代表作として屈原の『離騒』が挙げられる。中国北方の『詩経』に対して南方を代表する古典文学であり、共に後代の漢詩に流れていく源流の一つとされる。また漢代に全盛を誇る賦の淵源とされ、合わせて辞賦と言われる。 『楚辞』の特徴として、『詩経』と比べ南方的な風土を背景にして生まれた抒情詩であることが挙げられる。『楚辞』の性格を代表するものとして、哀愁を帯びた、世を憤る傾向の強い、ロマン主義文学であることが挙げられる[1]。 成立[編集] 書物としての『楚辞』の成立は前漢末期の劉向の手によるものであるが、これは散逸しており、現行の『楚辞』はそれに後漢の王逸が自らの詩を合わせた『楚辞章句』が現在伝わる最古の『楚辞』である。 出現の年代は『詩経』の最後の詩の成立の時期より二百年ばか
2020/06/20 リンク