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菌根 - Wikipedia
1. ベニテングダケ(左上)のような菌類は外生菌根(右上)を形成する。コムギ(右下)など多くの植物は... 1. ベニテングダケ(左上)のような菌類は外生菌根(右上)を形成する。コムギ(右下)など多くの植物は、菌類のグロムス類とともにアーバスキュラー菌根(左下)を形成している(染色された部分がグロムス類)。 菌根(きんこん、英: mycorrhiza[注 1])は、維管束植物の根に菌類が侵入し、定着、共生して形成された構造である(図1)。菌根を構成する菌類は、菌根菌とよばれる[2][3]。ほとんどの維管束植物は菌根を形成し、また根をもたないコケ植物にもしばしば同様の共生関係が見られる。菌根は19世紀になって認識されるようになり、ドイツのアルバート・ベルンハルト・フランクによってギリシア語の菌(mykes)と根(rhiza)から菌根(ドイツ語: mykorrhiza)と名付けられた[4][3]。また20世紀中頃には、この共生が植物に利益を与えるものであることが明らかとなった[5]。 菌根は、その構