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焦点:原発で誤算、東芝の「失われた10年」 優良事業相次ぐ身売り
[東京 15日 ロイター] - 東芝が2006年に社運をかけて傘下に収めた原発プラント大手、米ウエス... [東京 15日 ロイター] - 東芝が2006年に社運をかけて傘下に収めた原発プラント大手、米ウエスチングハウス(WH)。その決断は10年余りの時を経て、日本を代表する名門電機メーカーとしての東芝を債務超過に転落させるという惨憺(さんたん)たる結果を招いた。東芝は2年間で1兆円近い原発関連の損失を計上、昨年の医療機器子会社の売却では事足りず、看板のフラッシュメモリー事業まで手放す可能性が現実味を帯びている。 「(損失の)数字をみると正しいとは言いにくい」。綱川智社長はWHを買収した経営判断の評価を問われ、こう認めざるを得なかった。 <疑問残るWHによる買収案件> WHの会計処理をめぐる状況については、なお明確になっていない点が少なくない。 今年度、原発関連で東芝が計上する7125億円の損失は、WHが受注した米国での4基の原発建設プロジェクトが主因だった。事業コストの見積もり額は従来に比べ6
2017/02/15 リンク