鉄鉱石価格交渉の慣例が崩壊、来年度以降の条件悪化に懸念

［東京 ２５日 ロイター］ 中国の鉄鋼大手、宝山鋼鉄600019.SSと英豪系資源大手リオ・ティントRIO.Lが２００８年度の豪州産鉄鉱石の価格で合意したことで、鉄鉱石の価格交渉の慣例が崩れた。 ６月２５日、中国の鉄鋼大手の宝山鋼鉄と英豪系資源大手リオ・ティントが２００８年度の豪州産鉄鉱石の価格で合意したことで鉄鉱石の価格交渉の慣例が崩れた。写真は先月２８日にオーストラリアで撮影した鉄鉱石（２００８年 ロイター/Tim Wimborne) 新たに決まった価格が２月に決まったブラジル産の価格を上回り、大手同士で最初に決めた価格をベンチマークとしてきた値決め方式が破られたためだ。今回の鉄鉱石価格は想定の範囲内で、日本の鉄鋼各社が受け入れたとしても０９年３月期の業績に大きな影響を与えることにはならないとみられているが、価格交渉の慣例が崩れたことで、来年度以降の価格交渉の長期化や条件悪化が懸念され

[Listlessness]

"また、一部で提唱されている先物市場のような取引への移行議論に拍車をかける可能性もあるという。"そりゃそうだ。原油のスポット取引増加→リスクヘッジのために先物活用ってのと似た流れだな

[yabuDK]

＜新たに決まった価格が２月に決まったブラジル産の価格を上回り、大手同士で最初に決めた価格をベンチマークとしてきた値決め方式が破られた＞