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「平家物語」と勧善懲悪(1) - jun-jun1965の日記
小谷野敦 高校三年生の時、私は川端康成を耽読していたから、川端が『平家物語』を評価していないと知っ... 小谷野敦 高校三年生の時、私は川端康成を耽読していたから、川端が『平家物語』を評価していないと知った時、ほっとしたのを覚えている。私も『平家物語』が苦手だったからである。 私が初めて『平家物語』に触れたのは、小学校五年生のころ、少年少女講談社文庫という、こんな名ながら菊判ハードカヴァーの子供向けリライトによってであった。著者は高野正巳で、一九五三年にポプラ社から出たものを、おそらく前年(一九七三)の大河ドラマ「新・平家物語」の放送に合わせて刊行したものだろう。表紙には、壇ノ浦で二人の武者を両脇に抱え、これから入水しようとしている能登守教経が荒々しいタッチで描かれていた。 『平家物語』の現物を読んだのは高校二年の時、角川文庫の二冊本によってであったが、特に現代語訳が必要でもない分かりやすい古文でスラスラと読んだが、さほど名作だという感じを受けなかった。むしろ、変な書物だという気持ちがあった。
2022/01/23 リンク