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第61話「ヒルス王国 臨時国会」(別視点) - 黄金の経験値【カクヨム版】(原純) - カクヨム
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第61話「ヒルス王国 臨時国会」(別視点) - 黄金の経験値【カクヨム版】(原純) - カクヨム
豪奢な広い部屋に、これまた豪奢な椅子だけが円形に何重にも並べられている。 ここはヒルス王国の王城一... 豪奢な広い部屋に、これまた豪奢な椅子だけが円形に何重にも並べられている。 ここはヒルス王国の王城一階にある、会議室である。 普段はここは宗教会議などに使うため教会関係者などに有料で開放されているが、この日は国家の重鎮たちも列席する重要な会議で使用されていた。教会からもこの街に拠点を置くヒルス聖教会の総主教をはじめ、名だたる主教たちが会議に参加していた。 「──神託がありました。新たな「人類の敵」が誕生したようです」 総主教の言葉に、ざわり、と場が震える。壁際に護衛のために控えていたトーマスは、議場の人々のざわめきがまるで実際の振動のように自分の身体を震わせたのを感じた。この場にいる人間にとって、それほどの衝撃だったということだ。それは一兵卒に過ぎないトーマスにとっても同じだった。 人類の敵。六大災厄。絶望をもたらすもの。殺戮の権化。 忌むべき呼び名は数あれど、それらは実際には同じものを指し