エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
1-1 転移エレベーター会戦の追撃を止める - 風雲島国取り戦記~戦況図と歴史地図で追う月が静止した世界の偽史(真名千) - カクヨム
エレベーターの落下はいつ果てるともなく続いていた。四階から降りる途中に墜落が始まったのに、数分以... エレベーターの落下はいつ果てるともなく続いていた。四階から降りる途中に墜落が始まったのに、数分以上の落下が続いている。とっくの昔に地面に激突していなければおかしい状況だ。 「自由落下って本当に無重力になるんだ……」 鳴条湯子(めいじょうとうこ)は感情のこもらない声で呟いた。意識も重力の制約から解放され、宙を彷徨っているようだった。長い黒髪があらゆる方向に広がっている。彼女の命まで拡散していくように感じて、弟の鳴条文武(めいじょうふみたけ)は姉の首を後ろから抱くようにして腕が届く範囲の髪を捕まえた。 「むぎゅっ」 姉の身長は弟の胸より少し低いくらいしかなかった。押さえつけられて気の抜けた声が出る。衝撃を覚悟して緊張していた文武の身体から力が抜ける。それでやっとエレベーターの中を見回す余裕ができた。 そもそも電気が途絶せず、照明がつきっぱなしなことが不思議だった。 自分たち姉弟の他には二人の女
2023/01/25 リンク