エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
49.傍観者ではなく - 魔術漁りは選び取る(らむなべ) - カクヨム
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
49.傍観者ではなく - 魔術漁りは選び取る(らむなべ) - カクヨム
「お父様、何か御用でしょうか」 夕食前の日が暮れかける時間、セルドラはラジェストラに呼び出された。... 「お父様、何か御用でしょうか」 夕食前の日が暮れかける時間、セルドラはラジェストラに呼び出された。 ノックをして執務室の扉を開くとそこには弟であるロノスティコ、そして側近候補であり同級生として魔術学院に共に通っているエイダン、そして昼に訓練場で一緒にいたカナタがいた。 その三人だけではない。壁際では暗い顔をして俯いている男達が三人と護衛騎士が二人いた。 その五人全員がセルドラにとっては見知った顔だった。暗い顔をしている三人は自分の教育係、そしてその三人を挟むように立つ二人はラジェストラの護衛騎士だ。 「セルドラ」 ラジェストラがじろりとセルドラを睨む。 子供三人を溺愛するラジェストラとは思えない目だった。 その目は無能な貴族を糾弾する時の冷たさに似ている。 「はい、お父様」 「お前……第一域の魔術を半分程しか使えないというのは本当か」 静かな口調でラジェストラはセルドラに問う。 セルドラは