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高齢者の療養に課題 入院で体力や認知低下、環境整備急務 | 毎日新聞
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高齢者の療養に課題 入院で体力や認知低下、環境整備急務 | 毎日新聞
クラスターが発生した高齢者施設。感染ができるだけ広がらないよう、感染者の居住空間をカーテンで仕切... クラスターが発生した高齢者施設。感染ができるだけ広がらないよう、感染者の居住空間をカーテンで仕切っている=老人保健施設「竜間之郷」提供 新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)が懸念される中、感染した高齢者の療養のあり方が焦点となっている。国は重症化の可能性がある高齢者については原則入院対象とする方針だが、入院で体力が衰えたり認知機能が低下したりするのを避けるため、施設によっては住み慣れた施設内での療養を選択する場合もあり、国の方針とのずれも生じた。クラスター(感染者集団)の発生を防ぎつつ、高齢者に合った療養環境をどう整えるか。次の波への備えが問われている。 退院後、歩くのもおぼつかなく 大阪府大東市の老人保健施設「竜間之郷(たつまのさと)」では今年1~2月、クラスターが起きて、入居者20人が感染した。大阪府のコロナ対応病床が満床で全員の入院が難しかったことに加え、多くが軽症だったこと