広瀬方人さん死去：「長崎の証言の会」代表委員 被爆者に悲しみ広がる 核廃絶、最後まで願い続ける ／長崎 - 毎日新聞

被爆者で「長崎の証言の会」代表委員として平和活動に取り組んできた広瀬方人さん（８５）＝長崎市＝が１３日亡くなり、長崎の被爆者たちに悲しみの声が広がった。広瀬さんの家族によると、亡くなる間際にも枕元で「核兵器は人類絶滅の兵器」などとメモを書き残し、最後まで核廃絶を願い続けた。北朝鮮の核実験を伝えるテレビニュースも見つめていたという。【大平明日香、樋口岳大】 広瀬さんの高校教諭の時の教え子で、長崎平和推進協会継承部会で一緒に活動していた末永浩会長（８０）が昨年１１月上旬にもらったはがきには「だるいことだるいこと。こんな苦しい治療なら受けなければ良かった」と闘病の苦しさを吐露し、「今は少し良くなりました。早く体力が回復すればいいのですが」と語り部への復帰の思いを語っていた。末永さんは「心残りだったと思う。遺志を引き継ぎ、被爆の実相を伝え続けていきたい」… この記事は有料記事です。 残り316文字