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歴史の鍵穴:斉明西征の意味 国生み神話に共通点=専門編集委員・佐々木泰造 - 毎日新聞
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歴史の鍵穴:斉明西征の意味 国生み神話に共通点=専門編集委員・佐々木泰造 - 毎日新聞
斉明天皇は661年、大阪湾岸の難波津(なにわづ)から4カ月かけて九州の朝倉橘広庭宮(あさくらのた... 斉明天皇は661年、大阪湾岸の難波津(なにわづ)から4カ月かけて九州の朝倉橘広庭宮(あさくらのたちばなのひろにわのみや)(朝倉宮)に移った。日数がかかったのは、進路を日の入りの方位に合わせたためと考えられる。朝鮮半島の百済(くだら)復興に向け、新羅(しらぎ)との戦いが迫った緊張状態の中、なぜそのような行程を取ったのだろうか。 斉明西征の航路をたどると、旧暦1月6日に難波津を出て、14日に松山市北西の熟田津(にきたつ)に停泊した。この日の日の入りの方位は、斉明が天宮(あまつみや)(両槻宮(ふたつきのみや))を築いた多武峰(とうのみね)の主峰、御破裂山(ごはれつやま)と、熟田津に近い海岸「白石の鼻」、朝倉宮の候補地である大宰府(だざいふ)政庁跡を結ぶ直線に一致する。 この記事は有料記事です。 残り1466文字(全文1802文字)