都心オフィス：建設過熱 東京五輪控え 空室率上昇の恐れ | 毎日新聞

２０２０年の東京五輪・パラリンピックに向け、東京都心部でオフィスビルの建設ラッシュが続いている。オフィスビル建設は景気動向と相関性があり、ほぼ４年周期で新築の供給が増え、需要を上回る状況を繰り返してきた。０３年には六本木ヒルズなど大量のオフィスビルが林立した結果、空室率が上昇する悪循環に陥った。１８年から１９年にかけては０３年を上回るビルが建設される見通しで、再び空室率の上昇を懸念する声がある。 米国系の総合不動産サービス会社「ジョーンズラングラサール（ＪＬＬ）」によると、オフィスビルは景気回復局面で需要が高まると、ビル開発業者が土地を探してビルを設計・建設するため、完成までには４年ほどかかる。「実際にビルが完成した時は景気がピークアウトし、需要が落ち込むこともある。不動産市場の宿命だ」（ＪＬＬ）という。

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都心オフィス:建設過熱　東京五輪控え　空室率上昇の恐れ

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"オフィスビルは人気の新築物件が満室となっても、周辺の古い物件の空室が増え、全体の空室率が上昇する悪循環に陥ることが多い"