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涅槃図:猫、珍しく 江戸前期に鳥羽藩主寄進 西念寺が所蔵、毎年3月ごろ公開 /三重 | 毎日新聞
鳥羽市鳥羽4の浄土宗の古寺「西念寺」が所蔵する、仏教の開祖・釈迦(しゃか)の臨終の場面を描いた涅... 鳥羽市鳥羽4の浄土宗の古寺「西念寺」が所蔵する、仏教の開祖・釈迦(しゃか)の臨終の場面を描いた涅槃(ねはん)図に、嘆き悲しむ弟子や鳥獣に交じり、2匹の猫が刺しゅうで描かれている。涅槃図に猫が登場するのは珍しいとされ、同寺の筧(かけひ)佳人(かじん)住職(55)は「江戸時代前期に作られたと伝わっており、これからも大切に保存したい」と話している。【林一茂】 涅槃図は縦3・1メートル、横1・85メートルの大きさで、図柄は刺しゅうで仕上げてある。1678(延宝6)年の作と記され、京都の縫い師2人の名前も書かれている。釈迦を弟子や信者ら約50人が取り囲み、下部から象やネズミ、虎、猿など数十匹が悲しげな表情で見上げる構図だ。猫2匹は向かって右隅に描かれていた。
2016/09/10 リンク