米国：閉鎖施設の扱い苦慮…ロシア「返還なければ報復」 | 毎日新聞

癒着疑惑が影、譲歩難しく 【ワシントン山本太一、モスクワ杉尾直哉】昨年の米大統領選にロシアが介入したとして当時のオバマ米政権がロシアへの制裁のために閉鎖・接収した米国内の露政府施設を巡り、米露が火花を散らしている。ロシア側は１７日、ワシントンでの米側との協議で、無条件での施設返還を要求、実現しなければ「近い将来、報復措置をとる」と警告した。ロシアとの癒着疑惑に揺れるトランプ政権が露側に譲歩して返還すれば、批判が高まるのは確実で、トランプ政権は難しい対応を迫られている。 問題となっているのは、米東部ニューヨーク州、ワシントンに接するメリーランド州にある露政府保有の別荘。オバマ政権は昨年１２月、民主党側へのサイバー攻撃による選挙介入や情報収集の拠点になったとして両別荘を接収し、露外交官３５人を国外退去処分にした。

[sampaguita]

"米大統領選にロシアが介入したとして当時のオバマ米政権がロシアへの制裁のために閉鎖・接収した米国内の露政府施設"