女の気持ち：３０万円の掃除機 山形市・岡崎敏子（主婦・５１歳） | 毎日新聞

ラジオで「高齢者が消費者被害に遭うケースが後を絶たない」と聞いた。その途端、５年ほど前に相次いで亡くなった仙台の両親のことを思い出した。 母が亡くなったあと実家へ行くと、見慣れない掃除機が２階に置いてあった。とてつもなく大きくて、私の力では持ち上がらないくらい重たかった。一体何なのかと父に聞くと、母が亡くなるしばらく前、家に来た若い男性販売員から買ったのだと言う。水フィルターで排気をきれいにするなどと並べ立て、「この超高性能掃除機が期間限定で３０万円です」と彼は言っ…

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三面等価

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「だまされたんじゃない？　詐欺だよ、そんなの」「俺は分かってたんだ、詐欺だってことぐらい。でも、お母さんが買いたがってな。ほれ、お母さん、このごろ何かほしいなんて言わなくなってたから」