東海大病院：新システム 手術中に画像診断可能に | 毎日新聞

手術中に高性能の画像診断ができるシステムを、東海大と医療機器メーカー「ミズホ」（本社・東京都文京区）などのチームが開発し、運用を始めた。脳腫瘍に代表される難手術の成功率向上に寄与しているという。 手術では、重要な神経を不必要に傷つけたり、腫瘍を残したりしないよう細心の注意が求められる。そこで重要になるのが、手術中でも神経や血管、腫瘍の場所を正確に把握することだ。 チームは、こうした課題に対応できるよう、最新の磁気共鳴画像化（ＭＲＩ）、コンピューター断層撮影（ＣＴ）、血管撮影の３装置の検査室と手術室を連結した国内初の一体型ルーム（約１６７平方メートル）を設計、開発した。また、患者の乗る寝台が各検査室を移動しやすいよう工夫を重ねた。