米空母乗艦ルポ：緊張と緩和同居 訓練中パーティー（下） | 毎日新聞

一部報道機関に公開された、米海軍の原子力空母カール・ビンソンの訓練や運用。３月１６日、南シナ海など西太平洋で作戦航海中の空母の飛行甲板では、午後８時から艦載機の夜間発着艦訓練が始まった。 一方で同じ頃、水兵や兵曹が利用する広い食堂でカラオケパーティーも開かれていた。パーティーとはいえ酒は一切禁止。ノンアルコールビールやジュースだけで盛り上がる。カラオケマシンをステージに置き、歌に覚えのある水兵が次々にマイクを握ってヒット曲を歌えば、周囲が大合唱していた。夜間の格納庫では勤務を終えた男女乗組員が音響機器を置いてラテンダンスに興じる姿も。修理中の艦載機を背に記者をダンスに誘う姿は、ごく普通の若者だった。 艦首と艦尾に艦載機を修理する「ＡＩＭＤ（航空機中間整備分遣隊）」を置く。そこはエンジン、レーダーなど電子制御部品、主尾翼や機体の外板、ハニカム構造材など大半の部品を修理・交換できる整備工場でも

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"３月１６日、南シナ海など西太平洋で作戦航海中"