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今季初となるミカンを選果する人々＝宇和島市吉田立間のＪＡえひめ南味楽共選場で２０１８年９月１３日午前１０時１０分、遠藤龍撮影 西日本豪雨で特産のミカンに大きな被害が出た愛媛県宇和島市吉田町地区で１３日、今季初のミカンの出荷が始まった。出荷されたのは、まだ緑色の段階で収穫する「極早生（ごくわせ）」と呼ばれるミカン。同地区のＪＡえひめ南味楽共選場には、豪雨災害をくぐり抜けたミカンが早朝から次々と持ち込まれ、ミカン農家は「ここから立ち上がっていきたい」と復興への思いをにじませた。 「景色が一変して言葉を失った」。農家の玉生利彦さん（５１）は、園地の約３割が土砂崩れで流出した様を見て立ち尽くした。消毒液を散布するスプリンクラーが壊滅したため、酷暑の中、かっぱを着て自ら散布をして回った。急傾斜地でミカンを運ぶモノレールも動かず、ボランティアの手を借りてバケツリレーで収穫した。「手入れができず外見は悪