日銀決定会合：現行緩和を維持 景気判断も据え置き | 毎日新聞

日銀は１９日、金融政策決定会合を開き、短期金利をマイナス０．１％、長期金利（１０年物国債利回り）を０％程度に誘導する現行の超低金利政策を維持することを賛成多数で決めた。 企業業績が好調で設備投資は増加を続けているとして、景気の基調判断は「緩やかに拡大している」に据え置いた。ただ、賃金や物価の伸びは鈍く、物価上昇率は日銀が目標とする２％には遠いため、大規模な金融緩和による景気刺激を当分の間続ける。 日銀は前回７月の会合で、超低金利政策の継続を決めた一方、緩和の長期化に伴う副作用に対処するため、「０％程度」に誘導している長期金利の変動幅を一定程度認める政策修正を行った。足元では期待した市場の活性化効果は見えないものの、日銀内では「ある程度時間をかけて政策修正の効果を見極めるべきだ」との意見が多く、今回は追加の対応を見送った。

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足元では期待した市場の活性化効果は見えないものの、日銀内では「ある程度時間をかけて政策修正の効果を見極めるべきだ」との意見が多く、今回は追加の対応を見送りました。