台風災害対応審議も与野党、国会日程巡り駆け引き | 毎日新聞

参院予算委員会で立憲民主党の福山哲郎幹事長の質問を聞く安倍晋三首相＝国会内で2019年10月15日午後3時39分、川田雅浩撮影 参院予算委員会は15日、台風19号に関する質疑を行った。野党側は「政府は災害対応を優先すべきだ」として予算委の延期を求めたが、法案審議への影響を懸念する与党は「国会で議論することが大事だ」として応じず、15、16両日に台風に関する質疑を1時間ずつ追加することで折り合った。ただ、野党は復旧に向けた補正予算を会期を延長して今国会で編成するよう求めるなど、国会日程を巡る駆け引きが続いている。 「予算委の延期を申し入れたが、与党は拒否した。なぜ開いたのか」。立憲民主党の福山哲郎幹事長は15日の参院予算委で、予算委を開けば防災担当の職員らが閣僚らの答弁作成に追われることなどを挙げ、安倍晋三首相に詰め寄った。首相は「委員会が決めることだ」と述べるにとどめた。

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野党側は「政府は災害対応を優先すべき」と予算委の延期を求めたが、法案審議への影響を懸念する与党は「国会で議論することが大事」として応じず、15、16両日に台風に関する質疑を1時間ずつ追加することで折り合った