女の気持ち：実家との別れ 山口県防府市・山崎郁代（助産師・６５歳） | 毎日新聞

１人暮らしだった母の三回忌を終え実家を手放した。いつかは処分しなければいけないと思いつつ三回忌が終わるまでは、とてもそんな気にならず、近くに住む妹たちと管理していた。 しかし、築４１年の家の管理は思ったより大変で広い庭ではないが、草取りや庭木の剪定（せんてい）に定期的に通った。また台風の時は実家の被害より近隣の方への影響の方が心配だったが、何事もなく２年が過ぎた。 三回忌が一つの区切りとなったことも事実で空き家問題がクローズアップされている中、３姉妹で話し合い、結論を出した。

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家に対する価値観の変化というか、そもそも「持ち家文化」は戦後70年くらいの限定的かつ作為的なものに過ぎない