やまと人模様：子育て支援ＮＰＯ代表 辻川朱利さん 孤独や悩みに寄り添う ／奈良 | 毎日新聞

辻川朱利さん（４５）＝橿原市 児童相談所や子育て支援センターなどで９年間、延べ１万人以上の母親らの相談に応じてきた。児童虐待の現場対応にも携わり、根底に「孤独」があることを知った。「孤独に子育てするお母さんを減らすために、地域に居場所を作りたい」と２０１９年１０月、ＮＰＯ法人を設立した。 結婚を機に移り住んだ橿原市の子育てサークル仲間と１６年前、家にこもりがちな母親たちに向けミニコミ誌を作る活動を始めたのが原点だ。独学で保育士の資格を取り、子育ての悩みやしんどさに寄り添う職場で経験を重ねた。 火曜から金曜の午前１０時～午後２時、芽育学院八木校（同市新賀町）を借り、誰もが集えるコミュニティースペース「うちとこ」を４月から始めるつもりだったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中断。現在は家にいる母親たちとつながろうと、オンラインで発信している。

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“結婚を機に移り住んだ橿原市の子育てサークル仲間と16年前、家にこもりがちな母親たちに向けミニコミ誌を作る活動を始めたのが原点。独学で保育士資格を取り、子育ての悩みやしんどさに寄り添う職場で経験重ねた”