ひと・しずおか：文系から行政医師に 県疾病対策課長・後藤幹生さん（５６） ／静岡 | 毎日新聞

新聞の紙面やテレビの報道番組でおなじみの顔と名前。医師の資格を持つ行政医師（県職員）として、県が取り組む新型コロナウイルス感染症対策の先頭に立っている。新規感染者を発表する記者会見に出席、記者たちから投げかけられる質問に素早く的確に返答する。報道陣に配布する資料の作成も手がけており、県の新型コロナの施策に欠かせない存在だ。 ピリピリとした記者会見で見せる硬い表情から想像のできない「のんきな性格」と言う。医師を目指したきっかけは、ひょんな出来事。語学が好きな生粋の文系だったが、周りに文系の志望者が多く、高校２年のときに理系に転向した。「文系に最も近い大学の学部は何だ」と考えた末、診察などで患者と話す機会の多い医師という職業が頭に浮かんだという。

[taketake89]

今や、県知事の次くらいに有名では？……"「行政医師が足りなくて困っている」。生き方に迷っていたとき、親交のあった静岡市保健所長に声を掛けられて、行政医師への「転職」を決意した"