「縦割り打破」行革に閣僚経験者起用 自民人事、改憲では前首相に配慮も | 毎日新聞

自民党総務会に臨む自民党憲法改正推進本部長に内定した衛藤征士郎元衆院副議長＝東京都千代田区の同党本部で2020年9月29日午前10時58分、竹内幹撮影 自民党は29日、衆院憲法審査会長に細田博之・党憲法改正推進本部長を充てる人事を内定し、後任の本部長に衛藤征士郎・元衆院副議長を就けることを決定した。いずれも安倍晋三前首相の出身派閥・細田派の重鎮で、安倍氏に対する菅義偉首相（党総裁）の配慮がにじむ。一方、「縦割り打破」に向け、行政改革推進本部などの幹部には首相に近い閣僚経験者を起用した。 改憲の優先度、前政権より低い？ 「首相の考えは安倍政権を踏襲することが基本。憲法改正にまい進する意思表示と受け取っていただいて結構だ」。細田氏の前任の審査会長を務めた佐藤勉総務会長は29日の記者会見で憲法関連の新たな体制について、こう強調した。 細田氏はこれまで2回本部長を務めた。2017年5月に安倍氏が憲

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”安倍氏に対する菅義偉首相（党総裁）の配慮がにじむ。一方、「縦割り打破」に向け、行政改革推進本部などの幹部には首相に近い閣僚経験者を起用した”