ロシアを警戒する東欧 よみがえる第二次大戦の苦い記憶 | 毎日新聞

北大西洋条約機構（NATO）首脳会議でバイデン米大統領（左）と話し込むルーマニアのヨハニス大統領＝ヨハニス氏が6月29日に投稿したツイートより ウクライナに侵攻したロシアに対して、東欧諸国がかつてないほどの警戒感を抱いている。とりわけルーマニアは、周辺国から侵略されてきた歴史を持つことから、ロシアの脅威に敏感だ。ルーマニアや米国の大使・大使経験者に、その歴史と現在の置かれた状況を尋ねた。 「ルーマニアにとって最も重要なNATO（北大西洋条約機構）サミットだった。我々の目的は全て達成された」 ルーマニアのヨハニス大統領は、6月末にスペインで開催されたNATO首脳会議を自身のツイッターで振り返った。ツイートにはバイデン米大統領がヨハニス氏の両肩に手を置いて、笑顔で語りかける写真も添付している。 NATOはこの会議で、ロシアを事実上の敵国に位置づける新たな戦略概念を採択した。東欧諸国で有事に緊急

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ポーランド等の東欧、バルト三国、北欧と西欧(独・仏・西・伊)に対露意識には差があり、EUを経済規模から主導する西欧が前者の諸国の危機感を拾い上げないと欧州の一体性にヒビが(PIIGS問題あたりでも怪しかったけど)。