奪い合いは「やぼの極み」 シニア世代が古書展を愛してしまうワケ | 毎日新聞

西部古書展で熱心に本を探す人たち＝東京都杉並区高円寺北の西部古書会館で2024年7月5日、伊藤一博撮影 古本を展示即売する「古書展」がシニア世代の人気を集めている。東京都内では毎週のように開かれ、掘り出し物が見つかることも少なくないが、高齢者はどんな楽しみ方をしているのだろうか。 気温30度。開場前から50人超が 東京がむせかえるような暑さに見舞われた7月5日。 JR中央線・高円寺駅（杉並区）そばにある西部古書会館の前には、午前10時から始まる「西部古書展」を待ち構える50人超の姿があった。 白髪交じりの男性が目立つなど半数ほどが高齢者のようだ。 古書展は、各都道府県の古書組合に加盟する本屋が、グループごとに組合の会館で数日間開くケースが一般的だ。絶版本や品切れ本が多く並ぶのが特徴の古本市である。 この日は、予定よりも数分早くガラス戸が開いた。みな小走りで会場の中へ。 30度近い気温をもの

[taketake89]

“古本を展示即売する「古書展」がシニア世代の人気を集めている。東京都内では毎週のように開かれ、掘り出し物が見つかることも少なくないが、高齢者はどんな楽しみ方をしているのだろうか”