容疑者使用の手製銃はバッテリー着火式 安倍元首相銃撃 | 毎日新聞

安倍晋三元首相（67）が奈良市で演説中に銃撃され死亡した事件で、無職の山上徹也容疑者（41）が事件に使用した手製銃はバッテリーを使って発射する構造だったことが捜査関係者への取材で分かった。奈良県警は24日に同市内の容疑者宅を家宅捜索し、銃や火薬の原材料などを購入したときの伝票類などを押収。25日午前、鑑定留置のため山上容疑者を大阪拘置所（大阪市）に移送した。 捜査関係者によると、事件で用いられた銃は2本の金属筒をビニールテープで巻き、1回引き金を引くと6発の銃弾が発射できた。県警が押収した銃を調べたところ、バッテリーと電気コードが付いており、電気を流して火薬に着火させる仕組みだったという。