「出来レース」で盛り上がり欠け ルール違反続出、未熟さも浮き彫り | 毎日新聞

松井一郎氏（左）と握手を交わす日本維新の会の新代表になった馬場伸幸氏＝大阪市中央区で2022年8月27日午後6時44分、大西岳彦撮影 日本維新の会の代表選は、下馬評通り馬場伸幸共同代表（57）の大勝だった。維新にとっては松井一郎前代表（58）＝大阪市長＝に代わる「党の顔」を選ぶ節目だったが、盛り上がりを欠いた。選挙戦でルール違反が相次いで党の未熟さも浮き彫りになり、大きな課題を残した。 党本部のある大阪市内で開かれた臨時党大会には、所属議員ら約270人が出席した。馬場氏が投票総数の8割近くの得票で勝利を決めると、大きな拍手が送られた。記者会見で馬場氏は「今までの方向性は間違っていない。路線を堅持しながら党勢を拡大していく」と抱負を語った。 馬場氏はレストラン勤務や国会議員秘書を経て堺市議を19年間務めた「たたき上げ」。松井氏の信頼は厚く、幹事長や共同代表に指名されてきた。自らを「8番キャッ

[Yauchi]

08/27「投票率は55・6％にとどまった。松井氏は『野党の代表選なんて盛り上がらない』と開き直るが、党関係者は『論戦を通じて党や人材をアピールするチャンスだった。期待外れに終わった』と悔やむ」