ドイツのバイロイト音楽祭 原作通り楽劇上演 完全復活と話題 | 毎日新聞

ワーグナーの楽劇のみを上演するドイツの伝統的な音楽祭「バイロイト音楽祭」が7月25日～9月1日、南ドイツ・バイロイト市で開催された。昨夏は新型コロナウイルスの感染拡大のため、5時間もの時間がかかる作品を感染拡大防止のため短縮して上演したが、今年はすべて原作通り上演。コロナ禍から完全な復活を遂げたと話題を呼んだ。 現地の人の話では、会場でマスクの着用は義務づけられていないが、昔ながらの劇場に観客が密集するとあって、日によってはほとんどの人がマスクを着けているという。猛暑で冷房なし、再びウイルスが猛威を振るっているためキャンセルも出ている。それでも、≪ニーベルングの指環≫は当初2020年に予定されていたシュバルツによる新演出がようやく日の目を見るとあって、4日間にわたる長い上演にもかかわらず、チケットは早々…

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「ジークフリートが小鳥に導かれるシーンでは、カップラーメンを箸で食べて舞台上にプーと吐き出すなど、かなり本筋から離れた演出で、観客は理解するのが難しかったようだ」