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英経済に未曽有の混乱 トラス氏、四面楚歌で「スピード辞任」の背景 | 毎日新聞
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英経済に未曽有の混乱 トラス氏、四面楚歌で「スピード辞任」の背景 | 毎日新聞
英国のトラス首相が20日、在任約1カ月半での「スピード辞任」に追い込まれた。目玉政策だった大型減税策... 英国のトラス首相が20日、在任約1カ月半での「スピード辞任」に追い込まれた。目玉政策だった大型減税策の大幅な撤回を余儀なくされ、与党・保守党の「反乱」(英BBC放送)を招いた末の退場劇となった。背景は何か。次期首相候補は誰なのか。これまでの経緯と今後の展望を探った。 「過ち」認め謝罪も政治的敗北 「(減税によって)エネルギー料金に苦しむ人々を助けたかった。しかしあまりに過度な内容で、性急すぎた」 トラス氏は辞任表明前の17日、市場の混乱を招いた自身の大型減税策について「過ち」を認めて謝罪し、引き続き政権を担う意向を表明した。だがそのわずか3日後、「職務を果たすことはできない」と政治的敗北を認め、辞任を表明した。 トラス氏を辞任表明へと追い込んだ経済政策の失敗の要因は、金融市場の反応を過小評価したことだ。 トラス氏は9月23日、物価高対策として5年間で約450億ポンド(約7兆6000億円)に