引退の長距離フェリー、最後に乗ってみた ドキュメント13時間半 | 毎日新聞

関西と宮崎を結ぶ長距離フェリーが今秋、25年の歴史に幕を閉じた。老朽化に伴い、航路を新船に譲ったのは「こうべエキスプレス」。宮崎県産の農産物の都市部への流通を支え、観光や帰省の旅客も乗せて、片道約500キロの船路を行き来してきた。宮崎出身の記者も関西での学生時代によく利用した一人。船に別れを告げようと、最終便の一つ前の便に乗り込んだ。【塩月由香】 10月1日午後6時過ぎの宮崎港（宮崎市）。こうべエキスプレスを運航する海運会社「宮崎カーフェリー」のターミナルは、やや閑散としていた。この日の便は定員690人に対してドライバーを除く一般旅客は60人。2日後の3日に宮崎港を出発する最終便を前ににぎわっているかと思ったが、少し拍子抜けした。ただ、平時の静けさが残る風景は、あの頃の記憶と重なった。 こうべエキスプレスは1997年7月に「おおさかエキスプレス」の船名で就航。2014年10月に関西側の発着

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関西と宮崎を結ぶ長距離フェリーが今秋、25年の歴史に幕を閉じた。老朽化に伴い、航路を新船に譲ったのは「こうべエキスプレス」

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航路が閉じるのではなく、船の世代交代的な事なのか。