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今週の本棚:永江朗・評 『綿の帝国』=スヴェン・ベッカート著、鬼澤忍、佐藤絵里・訳 | 毎日新聞
(紀伊國屋書店・4950円) 綿の悲しい歴史、膨大な資料で詳説 綿(コットン)なしの生活なんて考えられ... (紀伊國屋書店・4950円) 綿の悲しい歴史、膨大な資料で詳説 綿(コットン)なしの生活なんて考えられない。ぼくが大好きなジーンズもTシャツも靴下も綿。もちろんウールや化繊も着るけれど、肌触りの優しさやガンガン洗える気楽さは綿にかなわない。 でも、綿ほど悲しい歴史を背負ったものはないのではないか。アメリカの歴史家が書いたこの本を読んでそう思わずにいられない。膨大な資料をもとに(原註(げんちゅう)だけで137ページもある)、綿と人間の歴史を詳述した大著である。 ワタの木は大昔から中米や南アジア、東アフリカに生えていた。5千年も前から、人びとは綿花から糸を紡ぎ、布を織った。ヨーロッパ人が知るのはずっと後のこと。亜麻か動物の毛でつくった服を着ていたヨーロッパ人は、柔らかな綿に触れて驚いたらしい。本書の扉には木の枝に羊がなっている絵が載っている。昔のヨーロッパ人が想像したワタの木だ。
2023/01/21 リンク