ヒノキ花粉の飛散ピーク 神奈川での飛散数は昨年の4倍超 | 毎日新聞

岸田文雄首相が4月3日の参院決算委員会で「もはや、わが国の社会問題と言っていい問題」だと述べた花粉症。現在、ヒノキ花粉の飛散が本格化しており、ピークを迎えているとみられる。花粉症の人には、しばらくつらい時期が続きそうだ。 神奈川県自然環境保全センター（厚木市）によると、センター内の林で2023年1～3月に観測したヒノキの花粉飛散数は、1平方センチ当たり約1226個。これは前年同期比約4・1倍で、昨年よりも深刻なことが分かる。 また、スギについても前年同期比約3・7倍に当たる1平方センチ当たり約2万8239個を観測したという。同センターの斎藤央嗣主任研究員は「昨年は花芽ができやすい6、7月に暑かったことが、今年の飛散数に影響しています」と話す。