生成AI、大学が模索 「物知りな友人として」学びと共存促す 特性と弱点、学生に講義 | 毎日新聞

チャットGPTによる英文の和訳を示しながら講義を進める研究社の星野龍さん（右）＝川崎市多摩区の専修大で2023年5月18日午後5時5分、井川加菜美撮影 対話型人工知能（AI）「チャットGPT」をはじめとする生成AIが急速に普及し、大学でも教育への活用を模索している。リポート作成などで安易な利用が懸念される中、大学側の見解を示すにとどまらず、講義のテーマに取り上げたり、生成AIを学生が使えるようにしたりするケースも出てきている。 自ら検証する必要 専修大 「AIの特性や弱点をまずは認識してもらいたい」。専修大（川崎市多摩区）の教室で5月中旬、文学部英語英米文学科の学生ら約30人を前に、講師に招かれた星野龍さん（59）はそう呼びかけた。この日の講義のテーマは「辞書と翻訳のテクノロジー」。星野さんは「研究社」（東京都）の編集者で「新英和大辞典」などを手がけた。 ＜北極海の自由な水域は、そのままで

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“リポート作成などで安易な利用が懸念される中、大学側の見解を示すにとどまらず、講義のテーマに取り上げたり、生成AIを学生が使えるようにしたりするケースも出てきている”