福島周辺水産物、香港が禁輸検討 処理水放出の場合 | 毎日新聞

東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、香港政府環境生態局の謝展寰局長は14日までに、実際に放出されれば福島県周辺の水産物の禁輸措置を検討すると表明した。香港は日本の水産物輸出額で中国に次ぐ第2位。また、マカオメディアによると、マカオ政府幹部も、処理水が放出された場合には日本産食品の禁輸対象を拡大すると述べた。 謝氏は11日のテレビ番組で、日本が今夏ごろを目標とする放出開始に踏み切れば、「住民の健康を守るために、輸入規制を強化することも辞さない」と述べ、高リスクとみなした地域からの水産物を禁輸するとの見解を示した。