ゼレンスキー氏の国連演説、熱狂なく 距離置くグローバルサウス | 毎日新聞

ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が19日、米ニューヨークで始まった国連総会の一般討論演説に登壇した。20日には安全保障理事会の首脳級会合も開かれる。戦争が長期化する中、ゼレンスキー氏は加盟国に何を訴え、国際社会はそれにどう応えようとしているのか。 「私たちは団結しなければならない。ウクライナに栄光あれ」――。ゼレンスキー氏が演説を終えると、議場から30秒にわたる拍手が送られた。だが、ビデオ演説の後にスタンディングオベーションが起きた昨年の国連総会とは様子が違う。今年は立ち上がって拍手する外交官らの姿はなく、空席も目立った。「ウクライナ一色」の熱狂とは言えなかった。 ロシアの侵攻開始から1年半。加盟国の間には戦争の長期化に伴う「ウクライナ疲れ」が広がる。台頭する「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国はロシアと西側諸国との対立に距離を置き、即時停戦を求める声もある。こう

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『だが、ビデオ演説の後にスタンディングオベーションが起きた昨年の国連総会とは様子が違う。今年は立ち上がって拍手する外交官らの姿はなく、空席も目立った』