辺野古代執行 施設は最短で12年後に完成 有用性を疑問視する声も | 毎日新聞

米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古沿岸部。奥の大浦湾側には軟弱地盤が見つかっている＝2023年12月8日、本社機「希望」から 米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への移設計画を巡り、国は28日、設計変更の承認を沖縄県に代わって代執行した。 防衛省が沖縄県名護市辺野古に建設している米軍普天間飛行場の「代替施設」は完成までに今後少なくとも12年かかり、米軍への提供は2030年代半ば以降となる。政府は、宜野湾市の市街地にある普天間飛行場の危険性除去のためには辺野古移設が「唯一の解決策」と強調するが、滑走路の短さやミサイル攻撃への弱さなどから、軍事的な有用性を疑問視する声もある。 騒音被害や事故の危険性が指摘されてきた米海兵隊の普天間飛行場の返還に日米両政府が合意したのは1996年。前年の米兵による少女暴行事件で県民に怒りが渦巻く中、打ち出した基地負担軽減策だった。だが、…

[kechack]

滑走路の短さやミサイル攻撃への弱さなどから、軍事的な有用性を疑問視する声もある