南シナ海対立 フィリピンの「法的に強い」対策案、中国は怒りあらわ | 毎日新聞

南シナ海のアユンギン礁（英語名セカンドトーマス礁）でフィリピン軍が拠点とする揚陸艦シエラマドレ号＝2023年4月23日、AP 南シナ海の領有権を巡るフィリピンと中国の対立が激化している。フィリピンでは、第二次世界大戦中に建造され、1999年に比軍がアユンギン礁に意図的に座礁させた米軍の揚陸艦「シエラマドレ号」の老朽化に懸念が高まる。沈没によって実効支配を失う可能性も指摘され、比側は法律面を考慮した対策を探るが、中国側はそれにも神経をとがらせている。【マニラで石山絵歩】 【関連記事】 1．「時限爆弾抱える心境」のフィリピン 南シナ海で探る対中国新戦略 2．南シナ海対立 フィリピンの「法的に強い」対策案、中国は怒りあらわ シエラマドレ号の座礁は、中国が95年、ミスチーフ礁に中国漁民の避難施設を建築したことへの対抗措置として発案された。比側は食料や水などの補給活動を続けるが、中国側は23年、「フ

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「そもそも拠点として揚陸艦が選ばれた背景には、有事の際、米国との相互防衛協定が適用されるのは、比の軍隊、公船もしくは航空機に対する武力攻撃とされているためだ」戦争の口実あり、という奴だ。