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あぶらとり紙の老舗が始めたそば店 「手鏡の女性」がいない理由 | 毎日新聞
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あぶらとり紙の老舗が始めたそば店 「手鏡の女性」がいない理由 | 毎日新聞
京都の観光地にある「よーじや」の店舗。外国人観光客が相次いで訪れていた=京都市東山区で2023年12月5... 京都の観光地にある「よーじや」の店舗。外国人観光客が相次いで訪れていた=京都市東山区で2023年12月5日、小坂剛志撮影 京都を代表する土産物の一つとなった「あぶらとり紙」。その老舗企業が2023年11月、主力の化粧品や雑貨とは全く異なる業種の店舗を開いた。手ごろな価格のそば店だ。手鏡に映った女性を表現したロゴマークで知られる企業だが、新店舗ではマークも社名も見当たらない。34歳の5代目社長の狙いとは何か。 京都で生まれた「よーじや」 創業は1904(明治37)年。舞台化粧道具の行商を営んでいた初代が構えた商店だった。商っていた歯ブラシは「楊枝(ようじ)」と当時は呼ばれており、「楊枝屋さん」の愛称が現在の社名「よーじやグループ」の由来となった。 あぶらとり紙を扱い始めたのも京都ならではの経緯がある。創業初期の頃には、既に映画会社が撮影所を構えていた。役者にとって、強い照明を浴びて皮脂が肌表