「空からのボランティア」に同行 被災地で見たドローンの実力 | 毎日新聞

能登半島地震で被害を受けた石川県能登町の高齢者介護施設の上空を1月下旬、大型のドローン（無人航空機）が飛んだ。土砂崩れで道路が寸断され、車で近づけなくなった建物に残る荷物を運び出すためだ。今回の地震で活用が本格化したドローンによる空からのボランティア活動に、記者が同行した。【成澤隼人】 人の輸送はヘリ、物資はドローン 真っさらの新雪に囲まれ、人けがない平屋建ての介護施設の前で、ブーンという小さな駆動音が響いた。「これからパソコンを運ぶよ」。男性がリモコンを操作すると、ドローンはゆっくりと上昇し、パソコンが入った箱をつり上げた。 操縦していたのは、埼玉県加須市のNPO法人「市民航空災害支援センター」のメンバー。ヘリコプターを所有する企業経営者らで組織し、災害時にはヘリの機動力を生かして人員輸送や上空からの被害状況の把握をしている。近年は大型ドローンの調達やオペレーター（操縦士）の確保にも力を

[deep_one]

『林業向けに開発した苗木などを運ぶ大型ドローン2機（最大搭載重量が15キロと25キロ）』予想外のサイズ。