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今週の本棚・話題の本:『口の立つやつが勝つってことでいいのか』=早見和真 | 毎日新聞
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今週の本棚・話題の本:『口の立つやつが勝つってことでいいのか』=早見和真 | 毎日新聞
あー、おもしろかったと、読後、比喩ではなく声に出してしまった。年に何冊かそういう本と巡り合う。書... あー、おもしろかったと、読後、比喩ではなく声に出してしまった。年に何冊かそういう本と巡り合う。書店をフラフラしていて見つけた本だ。その挑発的なタイトルに「何を!?」と思ったときには、すでに手に取っていた。 本書『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(頭木(かしらぎ)弘樹著・青土社・1980円)は、すでに三十冊近い著作を抱える著者にとって念願だったというエッセイ集だ。タイトルにある疑問を筆頭に、たとえば「人が激したときにポロリと出る言葉は本音なのか?」や「理路整然だけが素晴らしいのか?」、「人を能力で判断することは本当に正しいのか?」など、世の中の通説ともいえない価値観というか、人間の思い込み、刷り込みに挑んでいく。 それも決して勇ましくではなく、あくまで慎重に、あるいはしとやかに。その筆致のやわらかさの正体であり、また本書を貫く大きなテーマは「ためらう」だ。