東京女子医大、推薦入試で寄付金受け取り 採用や昇任も寄付で評価 | 毎日新聞

東京女子医科大。案内板には創立者、吉岡弥生の顔写真も掲示されている＝東京都新宿区で2024年6月30日午後0時14分、斎藤文太郎撮影 東京女子医科大（東京都新宿区）の推薦入試で、同大と同窓会組織の一般社団法人「至誠会」が一部の受験生の保護者らから寄付金を受け取っていたことが明らかになった。文部科学省は私立大学の入学に関して学校や関係者が寄付金を受け取ることを禁じている。至誠会が推薦状を出すかどうかの判定に寄付額が影響していた可能性もあり、大学に事実関係を報告するよう求めている。 関係者によると、至誠会が寄付を受け取っていたのは卒業生が3親等以内にいる受験生を対象とする推薦入試で、大学の理念から「至誠と愛推薦」と呼ばれていた。2018年に始まり、推薦枠は数人～10人程度だった。